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渡辺武達教授が最高裁へ上告

 渡辺武達教授(以下、渡辺氏)は6月25日、最高裁へ「上告兼上告受理申立書」を提出しました。7月9日に弘中惇一郎弁護士に届いた東京高等裁判所第七民事部の吉岡真吾書記官からの通知書(7月5日付)で分かりました。渡辺氏の代理人は京都総合法律事務所の池上哲朗、拾井美香、野崎隆各弁護士です。

 渡辺氏側の「上告兼上告受理申立書」によりますと、6月13日の高裁判決に「不服がある」から、「敗訴部分を破棄し、さらに相当の裁判を求める」としています。印紙額は11万円2000円となっております。

 渡辺氏は面子のため、高裁判決を受け入れるわけにはいかないのでしょう。学内政治的な時間稼ぎもあると推測されます。ある元裁判官は「渡辺教授の悪あがき」と評しています。

 浅野教授は家族・弁護団・支援者と相談した結果、本件の争点はいずれも事実認定上の問題であり、上告(憲法違反や理由不備など)ないし上告受理申立て(最高裁判例との相反や法令の解釈に関する重要な事項を含むとき)の理由はないという判断から、上告期限の6月27日までに上告しませんでした。

 渡辺氏の上告により、これで最高裁での審理が始まる。数カ月から半年の間に決定が出ると思われます。引き続き、浅野教授へのご支援をお願いいたします。