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『救援』 2008年5月号
浅野文春裁判は7・3初回弁論

 「週刊文春」〇五年十一月二十四日号記事《「人権擁護派」浅野健一同志社大教授 「学内セクハラ」を被害者が告発!》をめぐる訴訟の控訴審の第一回口頭弁論が七月三日(木)午後三時大阪高裁で開かれることになった。
 京都地裁は二月二十七日、原告・浅野氏の訴えを大筋で認め、被告・「文春」側に賠償を命じる判決を言い渡した。原告・被告双方が控訴した。控訴審では第九民事部の中路義彦裁判長、白石研二右陪席裁判官、岡口基一左陪席裁判官が審理する。
 原告の浅野氏側は四月二五日、控訴理由書(全二十四頁)を高裁へ提出した。
 原告側は理由書の中で、一審が原告の主張を退けた「E子さんへの電話」「D氏へのアカハラ」の記述について、事実無根であると強調した。特にE子さんに関する記述の根拠が一審判決で信用性を否定された三井愛子(記事でA子)氏と、浅野氏に「敵意」を持つと断定された渡辺武達同志社大学社会学部教授の支配下にある津田正夫立命館大学教授(元NHK職員)の陳述書だけであることを指摘した。
 理由書は、渡辺氏が、自分の指導する院生や利益誘導した研究者を手先として使い、浅野氏を陥れようと画策していた新事実を明らかにした。
 渡辺氏は,元博士課程院生の野原仁氏(現・岐阜大学地域文化学科准教授)に対し、〇三年九月二十二日、メールを送って、院新聞学専攻教員宛に元留学生に対する浅野氏の「指導放棄」について書くように指示し、自らひな形まで作成して示し、野原氏は渡辺氏が用意した文案をそのままコピーして貼り付け、同月二十五日に野原氏作成の「要望書」(乙第二十一号証)として「専攻教員各位」宛てに提出している。渡辺氏は自分の院生や研究者らを使って、浅野氏を陥れるために事実の捏造・改竄などを行っていたのである。
 野原氏の要望書では、「ふくまれる」「おききしたく思います」「なにとぞよろしく善処方」など、渡辺氏独特の漢字・ひらがなのユニークな文体・用字用語がそのままになっている。野原氏は元留学生の「指導」について、何も知らないし、浅野氏に問い合わせもしていない。国立大学法人の教官である野原氏はこの「証拠」を撤回すべきであろう。

(三津奈悟)
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