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『救援』第443号 2006年3月10日発行
第1回口頭弁論は三月二二日 ・・・浅野健一教授の文春裁判

 前号で伝えた浅野健一同志社大教授を原告とする「週刊文春」名誉毀損訴訟の第一回口頭弁論は三月二二日午前一〇時半から、京都地裁二〇八号法廷で開かれることになった。

 文春側が訴状に対する答弁書を同日までに提出するかどうか分からないが、いよいよ、虚偽の告発と伝聞、再伝聞、再々伝聞情報でつくられた捏造記事が掲載されるに至った経過が裁判で明らかにされるだろう。

 問題の文春記事は、そもそも虚偽捏造なのだから、真実性の証明は無理であろう。大学内のセクハラ委員会の調査対象になっているというだけで実名、役職をあげて糾弾するほどの公共性、公益性があると主張するのも難しいであろう。

 文春側が記事に登場する「A子」「B教授」「Dさん」(以下、A・B・D、敬称略)を証人として出廷させるかどうかも微妙だ。文春と三人の利害が必ずしも一致しないと思われるので、文春側がどういう方針で裁判に臨むか注目される。文春ジャーナリズムを自著(英文を含む)で繰り返し激しく非難してきたBが、文春側の証人として法廷に登場すれば国際的なニュースになろう。

 浅野教授は「評論・社会科学」(同志社大学社会学会発行)78号の「犯罪被害者とジャーナリズム」と題した論考の中で、文春記事への反論を書いている。抜き刷りを希望の人は下記の支援の会に連絡を。

 口頭弁論開始を前に、「浅野教授の文春裁判を支援する会」が結成された。
 連絡先は「〒604−0971 京都市中京区富小路通丸太町下る 富友ビル3階 堀和幸法律事務所気付」。 
 電子メールはon-sk@hotmail.co.jp FAX:075(231)5752。
 東京では人権と報道・連絡会(事務局長・山際永三)の仲間が中心になって支援会を準備している。

 (三津奈悟 〈みつな・さとる〉)
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